清菱建設は2024年2月2日、東京都主催の令和7年度からの「建築物環境報告書制度」の開始に先駆け、環境性能の高い建築物の普及に取り組む意欲的な事業者を表彰する「令和5年度東京エコビルダーズアワード」において、最高位の「リーディングカンパニー賞2部門」及び、「ハイスタンダード賞2部門」を受賞しました。
令和5年度「東京エコビルダーズアワード」で4部門受賞
2月19日(月)には東京都庁にて表彰式が行われ、小池百合子東京都知事より表彰状及びトロフィーの贈呈がありました。
東京エコビルダーズアワード評価された取り組み
①再エネ設備設置量
断熱性能・省エネ性能基準を達成していること及び環境性能の高い住宅等の普及に向け、より先進的な取組等を実施している。
②断熱・省エネ性能
再エネ(太陽光パネル) 設備設置量基準を制度開始前に先行して達成している。
断熱性能・省エネ性能基準を達成していること及び
環境性能の高い住宅等の普及に向け、
より先進的な取組等を実施している
適切な日射量を通すことで、
冷暖房システムの使用を減らすことが可能
周辺建物による日射の影響をコンピューターソフトによるシミュレーションを行い、適切な開口部を設計(パッシブデザイン)。
ライフサイクルコストをシミュレーションし、初期費用ではなく、光熱費を含めた生涯のトータルコストを算出することで、環境性能のより高い住宅のメリットを訴求。
風と日射をデザインする
窓には風を通したり、光を取り入れたり、外の景観を楽しんだりと様々な役割があります。
窓の性能や配置を間違えて設計すると、コールドドラフトが生じたり、風が通らない、
日当たりが悪いなどの結果に陥ってしまうので、窓の設計は本当に大事です。
「風通しがよく、日当たりがよい」
これは家を建てる方が一番多く言われる要望です。
きっと今までもこれからも、この要望は変わらないと思います。
この要望に応えるため、竪穴式住居ができた遥か昔から様々な知恵や工夫が凝らされてきました。
そして、その工夫は現代では、技術となってさらにさらに高められています。
昔から培われてきた知恵と現在の技術を組み合わせて、
建築地に最も適した建物を設計することが、これからの建築のスタンダードになると思います。
これがパッシブデザインの基本です。
断熱・気密をデザインする
現在住宅で使われている断熱材は、グラスウール、ロックウール、セルローズファイバー、木質ボードなどなど数えあげればきりがない程、たくさんの種類があります。
そして、どの断熱材にも一長一短があり、適切な施工がされなければ、本来の性能を発揮するどころか、施工不良からシックハウスなど原因となる場合も少なくありません。
大事な点は、
- 各断熱材の特徴をとらえて、温熱計算のできる建築士が設計しているか
- 高気密・高断熱住宅における断熱材の施工を熟知したものによる施工管理体制があるか
ということです。
再エネ(太陽光パネル) 設備設置量基準を
制度開始前に先行して達成している
国は2020年の標準的な新築戸建住宅をZEH化することを目指しており、数年後にはZEHが当たり前になる時代がやってきます。
清菱建設では、2016年よりZEHビルダー登録を行い、2020年までに新築住宅のほとんどをZEH住宅にするという目標を掲げ、取り組んでおります。
以下に弊社のZEHへの取り組み実績を記載します。
ZEH(ゼッチ)ってなに?
ZEH(ゼッチ)とはネット・ゼロ・エネルギー・ハウスの略です。
創エネ×省エネ×断熱で、家のエネルギー収支をゼロ以下にする住まいをZEH(ゼッチ)と呼びます。
政府は「2020年までにZEHを標準的な新築住宅に」という目標を掲げています。
エネルギーの自給自足ができる快適な住まいZEHが、これからのスタンダードになります。