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省エネ住宅とは ~省エネ住宅の基本 ランニングコストを抑える家に住もう~
2025年10月28日(火)
みなさま、こんにちは。
みなさまが想像する『省エネ住宅』とはどのような家でしょうか。漠然としたイメージとしては、光熱費のかからない家と言ったカンジではないでしょうか。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、温室効果ガスの「排出量を削減する」ことと、「吸収量を増やす・除去する」ことの両方のアプローチが不可欠です。このため『省エネ住宅』の普及が必要です。
『省エネ住宅』とは
これからしていくお話の大前提として『省エネ住宅』とは、どのような家なのかを説明しておきます。
主なポイントは
・高断熱・高気密 →壁、床、天井、窓などに高性能な断熱材や断熱サッシを使い、外気の影響を受けにくくします。結果、冷暖房効率が上がり、光熱費を抑えられます。
・高効率な設備機器 →エコキュートや高効率給湯器、LED照明、節水型トイレ・シャワーなどを採用し、エネルギー消費を削減します。
・自然エネルギーの活用→太陽光発電や太陽熱利用、風通し・採光などパッシブデザインを取り入れ、エネルギーを自給・節約します。
・省エネ設計 →建物の形状・窓の位置・方位などを工夫して、自然光や通風をうまく利用し、冷暖房に頼りすぎない設計。
これらにより、光熱費が安くなる。室温が安定し、一年中快適。結露やカビが減り、健康的な室内環境に。CO2排出を抑え、環境にやさしい住宅になります。

(弊社施工:ハイブリッド給湯器 エコワン)
パッシブデザイン住宅
プロに任せているから、これからの家はすべて「省エネ住宅」で安心!!では、ありません。経済性=工事費ではなく、住んでいく上でのランニングコストを考えた設計が省エネ住宅につながります。
パッシブデザイン住宅とは、自然の力(太陽・風・地熱など)を上手に利用して、快適で省エネな暮らしを実現する住宅のことです。
参考ブログ→足立区の工務店がすすめる

家計が苦しい家庭こそ対策を
断熱・気密性の低い家は冬の暖房の熱の流出が多く、夏の熱が流入する割合も高いため、建物のCO2排出量が多くなります。また、パッシブデザインであるように、冬の日射はできるだけ取り入れる、夏の日射はできるだけ遮るということはとても大切です。
太陽光発電と蓄電池は、今から家を建てる方や戸建て住宅にお住いの方は設置したほうがいいです。補助金がある今!と、いうのももちろんですが、自家消費率を高めるためには必須となります。
イニシャルコストを安く抑えるために省エネ仕様を落とした人が、ランニングコストがかかりトータルでコストが増えるという事になってしまいます。
まとめ
自然素材を使った家がエコハウスではありません。
日本の既存住宅はほぼ無断熱と同じくらい寒いのが現状です。
これから建てるのであれば、ローコストで抑えるよりイニシャルコストをかけてでもランニングコストが抑えられる省エネ住宅で快適な住まいであることが大事だと思います。
清菱建設
広報 青木



