- 社長ブログ
住宅の断熱・気密・換気を「計算」で考える重要性〜温熱設計セミナーに参加して感じたこと〜
2026年02月07日(土)
先日、「あたらしい住まいエンジニア」の住宅の断熱・気密・換気、そして一次エネルギー評価やパッシブハウス設計をテーマとしたセミナーに参加してきました。
2025年の省エネ基準義務化、2030年のZEH水準実質義務化を見据えると、住宅性能は「やった方がいい」から「やらなければならない」時代に入っています。

今回のセミナーで、特に印象に残ったポイントがいくつかあります。
断熱・気密・防湿は「三位一体」
断熱性能というと、断熱材の種類や厚みだけに目が行きがちですが、
実際には断熱・気密・防湿が連続した一つの層として機能して初めて性能が発揮される、という点が改めて強調されていました。
どんなに高性能な材料を使っても、施工精度が伴わなければ意味がない。これは日々の現場でも強く感じている部分です。
施工品質こそが性能を決めるということを改めて学びました。

結露は「起きてから対処」では遅い
結露についても、感覚論ではなく、温度・湿度を数値で捉え、設計段階でリスクを予測することが重要だと学びました。
特に夏場の逆転結露は、高断熱住宅ほど注意が必要で、可変透湿シートなどの考え方は今後さらに重要になると感じました。

シミュレーションが設計の質を左右する
PHPPやQPEXといったシミュレーションソフトを使うことで、
「この断熱仕様にすると、どれくらいエネルギーが減るのか」
「コストに対して効果は十分か」
といった判断が、感覚ではなく根拠を持ってできるようになります。
これは、お施主さまにとっても非常に大きな安心材料になると感じました。
今回のセミナーを通して、私たちが日頃から大切にしている
高断熱・高気密+パッシブ設計を、きちんと計算と理屈で裏付けることの重要性を改めて確認できました。
これから家づくりを検討される方には、
「高性能ですよ」という言葉だけでなく、
なぜそう言えるのか、どんな数値で確認しているのか
ぜひそこまで説明してくれる会社かどうかを見ていただきたいと思います。
性能は、住んでから何十年も効いてくる部分です。
だからこそ、これからも学びを続け、より確かな家づくりを行っていきたいと思います。



