• 社長ブログ

高気密・高断熱・スーパーウォール工法の家・構造見学会のみどころをご紹介

1階部分構造のみどころ

1階LDK – Spherical Image – RICOH THETA

1階LDKを360度カメラで撮影しました

柱・梁の構造材は、紀州山長商店の杉・ヒノキを使用しております。1本1本検品され、国産の無垢材であるのにJAS認定「機械等級区分製材」を取得した最高級の木材を使用しております。私自身、実際に和歌山の山長商店さんに行き伐採の様子や製材の様子を見て、お客様に自信を持って提供できるものだと思っております。

伐採された山長商店さんの杉の丸太

丸太の年輪が非常に細かく目が詰まっていることが分かります。この年輪の細かさがとても重要で、他の産地の材よりも強度が強くなる理由です。しかし、その分、成長が遅く柱として使える材になるまで1本70年もかかるとのことです。柱1本1本に70年分の林業職人たちのプライドが詰まっています。

天井の梁は、構造用合板24mmを川の字打ちの水平構面とした構造計算(許容応力度計算)を行い、余分な甲乙梁を省いて、コストの削減をしております。また甲乙梁による断面欠損がなくなる分、床梁の梁成も抑えられます。さらに無理のない構造計画を行うことで、余分な材料を使わず、構造計算(許容応力度計算)によって、耐震等級3を実現することが弊社のこだわりです。

外壁の断熱材がスーパーウォールパネルです。硬質ウレタンフォーム100mmの断熱材を採用しております。構造用耐力壁としても機能します。サッシは、防火TWの樹脂スペーサー仕様、ガラスはアルゴンガス入りのLow-Eペアガラスです。

2階部分構造のみどころ

2階主寝室 – Spherical Image – RICOH THETA

2階を360度カメラで撮影しました

天井部分の銀色に光るものが断熱材です。こちらはスーパーウォール小屋パネルです。こちらも硬質ウレタンフォーム100mmの断熱材です。

外壁から天井まで断熱材できれいに覆われているのが、360度カメラから見て頂けると思います。

気密施工は、スーパーウォールパネルに気密パッキンを貼ることで、パネルにて気密をとっております。気密施工をしっかりやっている会社なのかどうかは、構造をみることですぐに分かります!

 見渡していただけると分かると思いますが、建物内部に筋交(すじかい)と呼ばれるものがあります。
この筋交(すじかい)ですが、一般的な耐震等級3の建物と比べて少ないと思います。その理由は、外部の構造用面材で耐力をとっているので、内部の耐力壁を減らすことが出来ます。
内部の耐力壁を減らすメリットは、なんといっても可変性が向上することだと思います。内部の耐力壁を増やしてガチガチに固めてしまうと、新築してから何十年後かにリフォームで間仕切りを変更しようとしても耐力壁があって構造に絡むので変更できないという事態になってしまいます。
その為に弊社では、可変性も考慮して構造計画しております。これは構造見学会に来ていただかないと分からないことなので、これから家を建てる方は是非、構造見学会に参加されることをオススメします!