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家の見た目が変わる ~屋根材を選ぼう~
2021年07月26日(月)
こんにちは!
以前のブログで家の見た目を左右する外壁について書きましたが、今回は同じく家の見た目に関わる屋根について書いていこうと思います。
屋根材は、その表情、コスト、重さ、屋根の勾配などで選んでいきましょう。
目次
1. 屋根材の種類と特徴
住宅で使われる屋根材は主に3つ
①鋼板
銅やアルミ合金、トタン、ガルバリウム鋼板などの金属板を屋根材にしたもの
軽量で建物への負担が少なく、耐久性・耐熱性・耐震性に優れている
弊社ではガルバリウム鋼板の屋根材を採用しています。
②スレート
粘板岩を薄く剥いで加工したもの 「天然スレート」
セメントを繊維質材料で強化し、薄い板状に加工したもの 「人工(化粧)スレート」
安価で軽量なため多くの住宅で使われています
人工スレートはカラーバリエーションが豊富で、デザイン性が高いのも特徴です
③瓦
粘土を焼成したもの
堅牢で重厚感のある代表的な屋根材です
耐久性・遮音性が高く雨音も気になりません
2. 防水工法の種類と特徴
①シート防水
塩化ビニールや合成ゴムを原料とするシートを専用の接着剤や機械で貼り付ける防水工法
材料に伸縮性もあり、均一な厚みのため広い面積をムラなく施工できます
②FRP防水
液状のポリエステル樹脂と硬化剤を混ぜ、繊維強化プラスチックなどの補強材に含ませ一体化する防水工法
耐水性・耐荷重性・耐摩擦性・耐候性などに優れています
③ウレタン防水
液状のウレタン樹脂を複数回塗り、つなぎ目をなくした防水層を形成する工法
比較的安価で耐久性が高い
④アスファルト防水
合成繊維不織布にアスファルトを含浸・コーティングしたシート状のものを貼り重ねて形成する防水工法
3. まとめ
雨漏りを起こさないために必要な傾きが材料によって決まっているため、屋根の形状や勾配により屋根材の選択が限定されることがあります。
《参考》
●金属屋根 必要最低勾配:1寸勾配(約30.3mm・1/10・約5.57°)以上 ※平葺き、横葺きの場合3寸勾配以上
●スレート屋根 必要最低勾配:3寸勾配(約91.0mm・3/10・約16.7°)以上
●瓦屋根 必要最低勾配:4寸勾配(約121.3mm・4/10・約21.8°)以上
ご自身の建てたい家がどのようなのかしっかりと検討して、ステキな家つくりを一緒にしましょう!
清菱建設 広報
青木