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エアコンを適正に使おう ~家に合ったエアコン選びと断熱リフォームのすすめ~
2025年11月28日(金)
みなさま、こんにちは!
都内でも冬の寒さが本格的になってきましたね。使い始めている方も多いと思いますが、エアコンなどの暖房機器や加湿器の出番です。お手入れは大丈夫ですか!?
まずは。。。
エアコン選びのコツ
みなさま購入の際に気にするのが”畳数”ではないでしょうか。しかしこれは木造or鉄筋コンクリート造、戸建て住宅か集合住宅かで状況は変わります。
断熱性能がどのくらいか、気密性能はどのくらいかで、窓の向きや性能などによって、同じ畳数でも必要な暖房能力は5倍程度も異なってきます。冷房に関しても、窓の方位や庇の有無などによって大きく異なります。
畳数表示は1964年に制定されてから一度も変わっていないんです!!しかし、家の断熱性能や気密性能は大幅に向上しました。60年間見直されていない畳数表示はあまりあてにならず・・
1980年より前に建てられた家ではほぼエアコンの効果は得られず、寒い!しかし、この時代の畳数基準である。「1999(平成11)年基準」では、C値が低ければ低いほど暖気が上から抜け、その分だけ下から冷気が侵入してきます。暖房能力は満たしても、足元が寒くなります。
高断熱・高気密住宅であれば、計算に基づいて適正なエアコンの選定で台数・容量ともにかなり落とせる=イニシャルコストの節約、冷暖房費の節約につながります。

湿度40~60%を年中保つ
日本の夏はとにかく蒸し暑い。と、誰もが感じると思います。夏は湿度60%以下が目安。
反対に冬は乾燥する。冬の温湿度の目安は20℃、50%。
夏は除湿が必要で、冬は加湿が必要になります。
これからの時季に活躍する「加湿器」ですが、最も省エネでオススメなのは『気化式』タイプです。
除湿に関しては除湿器は不要でエアコンで十分かと思います。「再熱除湿」という方式が多く使われていましたが、これは冷房によって空気の温度と水分量だけで下げた空気を作り出すという機能です。再び温めるには余分なエネルギーが必要になるので「再熱除湿は冷房運転に比べて光熱費が高くつく」となります。リニアハイブリッド方式は熱交換機器に流れる冷媒の量をコントロールし、さらに多段階電子膨張弁を採用することで吹き出し温度は一定のまま、除湿量をコントロールできるようになっています。
エアコンを最大限に生かすために
上記で書いたように、高性能エアコンを使ったり加湿器、除湿器を使用しても無断熱住宅では光熱費を抑えることはできません。
建替えが難しくてもリフォームで変わります。→断熱・耐震・省エネリフォームで住み心地向上をめざそう ~水回り・間取変更だけがリフォームではない~

(弊社施工:断熱リフォーム)
まとめ
「乾燥する」「光熱費がかかる」はエアコンが悪いのではなく、家の性能が低く合ったエアコンや加湿器を使用しても最大限にエアコンの効率が生かされないからです。ファンヒーターやホットカーペットなどはとても温かく感じますが、足元から吹き出している暖気が体の高さを通り抜けるので温かさを感じます。
実際エアコンは光熱費も安く『暖房・冷房・除湿』が一つの機械で済みます。
畳数にとらわれず、ご自宅に合ったエアコン選びが必要です。それでも寒さを感じる場合は、断熱リフォームで劇的に変わります。
相談、お見積もりは無料となっておりますのでお問い合わせください。
清菱建設
広報 青木



