- 社長ブログ
見えなくなるところこそ、こだわりをもって施工する‐建物内部の工夫をお届け
2026年10月06日(火)
こんにちは、清菱建設の高橋です。足立区で構造見学会を開催させていただきました。
現在工事中の現場から、完成すると見えなくなる「床や天井、壁の中」の工夫をご紹介します。
今回お伝えしたいこと
・ガレージ上の床は、断熱を合計150ミリに強化
・家全体を断熱パネルで包み、UA値0.35を実現
・耐震等級3の骨組みと、雨を防ぐ外壁下地
1. ガレージ上の床は「外」として断熱する

この建物は1階にビルトインガレージがあります。ガレージはシャッターの開け閉めで外気が出入りするため、冬は屋外とほぼ同じ温度になります。ガレージ付き住宅でよく聞くのが「ガレージの上の部屋の床が冷たい」というお悩みです。
そこで、ガレージの天井(2階の床に接する部分)は、スーパーウォールパネル100ミリに、青い断熱材「スタイロエースⅡ」50ミリを重ねる「付加断熱」としました。断熱材の厚みは合計150ミリ、壁パネル単体の1.5倍です。写真の銀色の面がスーパーウォールパネル、その下の青い板がスタイロエースⅡです。外気の影響を最も受けやすい場所だからこそ、断熱を二重にしています。
2. 家全体を断熱パネルで包む

壁一面の市松模様のパネルは、LIXILの「スーパーウォール(SW)パネル」です。断熱材と構造材が一体になったパネルで、「断熱材60年無結露保証」が付いています。壁の中で結露が起きにくく、柱や土台を長く健全に保てます。
この建物の断熱性能はUA値0.35です。当社では全棟で気密測定を行い、数値で確認してからお引き渡ししています。
もう少し工程が進むと気密測定ができる状態になります。
3. 地震に強い骨組みと、雨を防ぐ外壁下地
室内で「X」形に交差している木材は「筋かい」で、地震の横揺れに踏ん張る部材です。清菱建設の住まいは耐震等級3が基本で、建築基準法の1.5倍の地震力に耐える水準です。

外観の白いシートは、デュポン社の透湿防水シート「タイベック」を施工しているところです。雨仕舞を考え透湿防水シートは下から張り始めていきます。雨水は通さず、壁の中の湿気は外へ逃がす、家の「レインコート」です。

おわりに
ガレージ上の断熱も壁の中のパネルも、完成後は見えなくなります。それでも、毎日の足元の暖かさや、何十年先の安心は、この見えない部分で決まります。
これからも現場の様子をお届けしてまいります。家づくりのことで気になる点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。



