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断熱リノベーション ~断熱・気密性能を向上させて、より快適に過ごせる家~

こんにちは!

前回、前々回と「断熱リノベーション」について書いていきましたが、今回は断熱バリエーションについて書いていこうと思います。
リノベーションを行う上で予算との兼ね合いは大事ですよね!?そこで、どのような断熱方法があるのかお伝えしていきます。

弊社施工例 スーパーウォールパネル 施工

(弊社施工例:新築 スーパーウォールパネル)

床・基礎

床下断熱建物の床下に断熱材を設置することを指します。これにより、床下からの冷気が建物内に侵入するのを防ぎ、床からの熱損失を軽減します。
最小限の工事で済むため、コスパが良いです。

基礎断熱建物の基礎部分に断熱材を組み込むことです。これにより、地面からの冷気や地熱の影響を軽減し、建物内の温度を安定させます。
基礎断熱は、建物の床部分だけではなく、壁部分においても断熱性能を向上させます。

外張断熱

乾式外断熱:建物の外部に断熱材を取り付ける手法です。通常、外壁の表面に断熱材を取り付け、その上に外装材を取り付ける形態です。外部からの熱を建物内に侵入させないようにすることが目的です。
乾式外断熱は建物の外部で断熱材を使用するため、建物内の温度を安定させます。

湿式外断熱:建物の外部に断熱材を含む断熱層を形成し、その上に外装を行う手法です。通常、断熱材として透湿性のある断熱材が使用されます。

天井・屋根

天井断熱:天井の上に断熱材を設置する手法です。これにより、屋根からの熱の伝導を制限し、室内の温度を安定させます。材料費が安く、施工面積が小さくて済みますが、天井と屋根の空間に熱気や冷気が溜まってしまいます。

屋根断熱:屋根に断熱材を設置する手法で、屋根の垂木と垂木の隙間に断熱材硬質ウレタンフォームを吹き付ける工法と、野地板の外側に断熱材を貼りつける工法があります。家全体の断熱全体を高める方法です。施工面積が広いため価格は天井断熱より高くなる場合が多いですが、屋根裏スペースが利用できたり、天井高がとれるためロフトを設置出来たり、デザイン性を求めるかたにとってよりおすすめです。

まとめ

断熱リノベーションのニーズは様々で、断熱の方法のメリット・デメリットはリノベーションの方向性によりケースバイケースです。

今までで何度も書いているように、第一に優先すべきは「窓」です!!窓の次に優先すべきは、床下と屋根です。

断熱にお金をかければ効果も上がりますが、リノベーションをする上でどこをどうしたいのか(ex:家全体を暖かくしたい、みんなが集まるリビングを暖かくしたい、洗面脱衣室とお風呂場を暖かくしたい etc)の優先順位をしっかりと考慮し、今ある家でより快適な暮らしを楽しんでください♪

参考ブログ:高気密・高断熱の家に住もう ~断熱性能・気密性能の高い家で快適な暮らしをしよう~

清菱建設 広報

青木