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高断熱住宅と低断熱住宅のエアコン設定温度のちがい ~快適に感じる体感温度って!?~

こんにちは!

エアコンを使う時期になると、気になるのが「エアコンの設定温度は何度が適切なのか!?」ということではないでしょうか。
「夏の冷房使用時の室内温度は28℃、冬の暖房使用時の室内温度は20℃」と言われていますが、ここで間違ってはいけないのは『室内温度』であって『設定温度』ではないということです。

そして高断熱住宅と低断熱住宅では、同じ設定温度でも室内温度に違いがあります。

今回はそのことも含めて書いていこうと思います。

体感温度

人間の体感温度は「空気の温度」と「周囲の壁、窓、床、天井の温度を面積按分して計算した温度(平均放射温度)」を足して2で割った温度を言います。
感覚としては、人間がそのときの条件下で感じる暑さや寒さの度合いです。同じ気温であっても湿度が高いと暑く感じ、風が強いと涼しく感じられるのも体感温度の違いからです!

例:高断熱住宅であれば冬の室温が20℃のとき、平均放射温度は18℃程度
  体感温度は(20+18)÷2=19℃

 低断熱住宅だと冬の室温が20℃のとき、平均放射温度は10℃程度
  体感温度は(20+10)÷2=15℃

このように、同じ室温でも高断熱住宅と低断熱住宅とでは、体感温度に違いがあります。

このため、冬の暖房において同程度の快適性を得ようとする場合、低断熱住宅は高断熱住宅より高めの室温に設定しなければなりません。また夏においても低断熱住宅は高断熱住宅よりも平均放射温度が高くなるため、室温を低めに設定しなければなりません。

冷房の設定温度

日本の省エネ基準では設定温度は27℃とされていますが、上記で書いたように高断熱住宅と低断熱住宅では体感温度が違うのと、服装や帰宅直後や家事の最中のように代謝が良いときは暑く感じるでしょう。

26℃を目安にそのときの体感温度で快適と感じる設定温度がおすすめです!!

暖房の設定温度

おすすめは21℃!

しかしこちらも高断熱住宅と低断熱住宅でも違うのと、寒がりの人にとっては少し寒さを感じるかもしれません。
24℃までもっていけば、ほぼ全ての人が暖かいと感じますが、あまり温度を上げすぎても、暖房費が上がってしまうので、こちらも21℃を目安に体感温度で快適と感じる設定温度にしてみてください!!

まとめ

これから冬になると暖房の入っている暖かい部屋と浴室や廊下などの暖められていない場所との気温の変化でヒートショックの危険性が高まります。

参考ブログ→家の中の寒暖差を少なくしよう ~省エネリフォームで健康で快適な暮らしになる~

     ヒートショック回避のため ~部屋ごとの温度差を小さくしよう~

エアコンを上手に使い、家での危険を回避しましょう!

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青木